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2019年 阪神タイガース 投手陣展望

こんにちは。

今日は阪神タイガーズ投手陣の展望について書いていきたいと思います。

阪神タイガーズは2018年残念ながら62勝79敗2分でリーグ6位に沈んでしましました。5位の中日ドラゴンズとは1ゲーム差、4位のDeNAベイスターズとは5ゲーム差とそれ程大きく離されたわけではありません。

特に天候によって中止になった試合が9月後半から10月にかけて続く日程となり不利な部分があったことも否めません。ちなみに9月27日から最終戦の10月13日まで間、14戦4勝10敗と6つも借金を増やすことになってしまいました。最終順位も6位となり金本監督の退任にもつながってしまいました。

矢野新監督が就任した今年はチームスローガン「ぶち破れ!オレがヤル」となりました。この強い闘志を持って戦う1年になることでしょう。

 

2018年のタイガースはリーグ6位ではありますが、投手陣の成績は比較的安定していて、防御率ではリーグ2位の4.03でした。ここ数年のタイガースのチーム防御率は、2016年リーグ2位3.38、2017年リーグ1位3.29です。2018年は過去2年と比べるとリーグ全体で防御率が悪化しており、リーグ2位のタイガースでも4.03と4点台になっています。

今年の投手陣を考えると、やはり先発陣の中心はメッセンジャー選手でしょう。昨年、11勝をあげ、来日9シーズン中7シーズ目となる二桁勝利を飾りました。メッセンジャー選手に続くのがFAでオリックスから移籍した西選手と、中日で13勝と活躍したガルシア選手になります。メッセンジャー選手が昨年FA権を獲得したことで、今年から日本人選手扱いとなります。このことからメッセンジャー選手、ガルシア選手をローテーションで回しながらドリス選手も使うことが可能になります。(この場合でも野手の外国人を2人使うことができます)

この3選手が柱としてローテーションを回せばかなりの安定感が期待できそうです。さらには、左腕の岩貞選手(2018年7勝132回)、小野選手(2018年7勝126.1回)、秋山選手(2018年5勝105回)、才木選手(2018年6勝82回)の4選手は昨年、規定投球回数までは達しませんでしたが、いずれも80イニング以上を投げています。この選手たちが去年以上に投球回数と勝ち星を伸びることになれば先発陣の厚みがかなり増すことになるでしょう。そして、当然ではありますが実績のある藤浪選手(2018年5勝71回)や岩田選手(2018年0勝30.2回)の復活が待たれるところでもあります。

中継ぎ、抑えで中心になるのは、桑原選手(防御率2.68、62登板)、藤川選手(防御率2.32、53登板)、岩崎選手(防御率4.94、61登板)、ドリス選手(防御率2.85、32セーブ)になりそうです。さらには岡本選手や望月選手の活躍も期待です。

能見選手(防御率2.56、45登板)は昨シーズン途中から中継ぎに転向しましたが、今年もそのまま中継ぎとなるでしょうか。経験豊かな選手ですので、中継ぎでその能力を活かすことができるのであれば、それはそれでまた貴重な戦力として期待が高まります。

抑えについては藤川選手が、という報道もでています。ドリス選手は去年は途中で体調を崩し二軍落ちになるなど、これまでのシーズンほどの安定感はなかったことも事実です。一年間通して安定した良い形(いわゆる「勝利の方程式」)を作れることがチームとしては一番に望むことですが、調子次第で守護神が入れ替わる、ということもあるかもしれません。

今年のタイガーズはやはり西選手、ガルシア選手の加入は大きく先発陣の安定に大きく寄与しそうです。また、上記で名前を挙げた選手のほかにも昨年ファームで一定の成績を残した谷川選手、福永選手、青柳選手、ベテラン高橋選手などが一軍に上がってくると面白くなると思います。

オフにしっかりと先発を補強したタイガース。投手陣がチームを引っ張り2005年以来のリーグ優勝を目指してもらいたいです。