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2019年 東京ヤクルトスワローズ 投手陣

こんにちは。

今日は昨年セリーグ2位に躍進したヤクルトスワローズの投手陣を見ていきます。

スワローズ投手陣の2018年シーズンの防御率は4.13でセリーグで4位でした。
二桁勝利投手がブキャナン選手一人というちょっと寂しいところがありましたが、中継ぎは健闘し100ホールドはリーグ2位、40セーブはリーグ1位でした。

中継ぎ以降の充実がはかられたことは、オフの秋吉亮選手と高梨裕稔選手(日本ハムファイターズ)のトレードにも見て取れます。

今年のスワローズ投手陣はどのようになるか、昨シーズンの成績をもとに見ていきたいと思います。

 

先発陣(下記成績はいずれも2018年)

 ブキャナン 28試合 174.1回 10勝11敗 防御率4.03
 石川雅規 22試合 110.2回 7勝6敗 防御率4.88
 小川泰弘 18試合 108回 8勝5敗 防御率2.75
 原樹理 30試合 110.2回 6勝7敗 防御率3.09

先発陣では小川泰弘選手、ブキャナン選手が中心に勝ち星を積み重ねていくことがとても大切になってくると思います。

小川選手については昨シーズンは序盤の出遅れが響きましたが、投球回数が2015年をピークに年々少なくなってきているのが気になるところです。

石川雅規選手は今年で18シーズン目を迎えますが、毎年必ず20試合以上の登板を続けています。投球回数では100回に満たなかったシーズンは1シーズンだけという、規格外のタフさです。今年もローテーションの一角でしっかりと仕事をしてくれるのではないでしょうか。

原樹理選手は昨シーズン途中に中継ぎに回ることもありました。先発が比較的厳しいスワローズですので先発で結果を残しながらローテーションの一角として回ってもらいたいですね。

日本ハムファイターズから移籍となった高梨選手もローテーションでの活躍が期待されます。また、昨年はファームで活躍した高橋奎二選手、寺島成輝選手にも一軍での飛躍が期待されます。

復活を目指す館山昌平選手や新外国人のアルバートスアレス選手にもチャンスはありそうです。

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中継ぎ・抑え(下記成績はいずれも2018年)

 石山泰稚 71試合 73.2回 35セーブ 防御率2.08
 近藤一樹 74試合 76.2回 35ホールド 防御率3.64
 中尾輝 54試合 54回 12ホールド 防御率3.50

スワローズのリリーバーでは抑えに石山泰稚選手が固定できたのはとても大きいともいます。シーズン序盤から終盤まで一年間安定した働きをしました。今年も昨シーズンと同様の活躍ができればチームの戦いはかなり計算できるものになるでしょう。

中継ぎ陣ですが、ベテランの近藤一樹選手が35ホールドの活躍でチームに大きく貢献しました。昨シーズンは近藤選手だけでなく、中尾輝選手、梅野雄吾選手、風張蓮選手などの若い選手も大きく飛躍し、キャリアハイの成績を残しました。

若手だけではなく、中澤雅人選手や10年ぶりにスワローズ復帰となる五十嵐亮太選手、ソフトバンクから移籍の寺原隼人選手なども中継ぎ陣をさらに活性化させるのではないでしょうか。さらに層が厚くなりそうです。

 

外国人選手

外国人選手のうち投手はブキャナン選手、ハフ選手に加え、スコット・マクガフ選手とアルバートスアレス選手が加入しました。

野手はバレンティン選手のみですので、投手陣は3つの枠を4人で争う形になります。

先発型はブキャナン選手、ハフ選手、スアレス選手となります。中継ぎと比較して先発陣の整備が急務なスワローズですので、先発でブキャナン選手に続く外国人選手が出てくると小川選手や石川選手にかかる負担も小さくなりそうです。

 

新人選手

ドラフトでは投手を多く指名しています。社会人、大学からは以下の3選手です。

 ドラフト1位 清水昇選手(国学院大) 右投げ
 ドラフト5位 坂本光士郎選手(新日鐵住金広畑) 左投げ
 ドラフト7位 久保拓眞選手(九州共立大) 左投げ 

清水選手はキャンプも1軍に入っています。開幕一軍でなくてもシーズン途中から戦力になるだけでも大きいでしょう。この3選手のうちだれが出てくるかも注目です。

 

所感

スワローズの投手陣では中継ぎ陣に若い力が発揮され始めているのが心強いです。
一方で先発では石川選手、小川選手、原選手に続いて誰が出てくるのかが課題でもあり、楽しみでもあります。

昨年ファームで活躍した若手選手、外国人選手、新人選手からどれくらい新たな戦力が出てくるか楽しみです。

昨シーズン、チーム打率はリーグ1位でしたので投手陣の頑張りで優勝も狙えるスワローズです。キャリア豊富な小川監督の手綱さばきと合わせて今年の戦いが楽しみです。