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2019年 読売ジャイアンツ 投手陣

こんにちは。

このオフ、原監督の就任に始まり、丸選手や炭谷選手のFAによる獲得、中島選手、岩隈選手といったベテラン選手の獲得などの大型補強に加え、長野選手や内海選手の人的補償による流出などストーブリーグを賑わせた読売ジャイアンツ。来シーズンに向けての陣容はどうでしょうか。

先日、2019年の攻撃陣について見てみました。

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 今日は投手陣を見ていきたいと思います。

まずは先発陣です。

何といっても菅野智之選手の昨シーズンの活躍は圧巻でした。8完封を含む10完投、200イニング以上などフル活躍で15勝という勝ち星以上のインパクトを残しました。今年も絶対的なエースとして活躍してくれることと思います。

菅野選手に次ぐ先発ですが、そのタフさや経験から山口俊選手が挙がりますが、しっかりとローテーションを守っていくことが大切でしょう。昨シーズンは154イニングを投げ、2完封を含む6完投という成績でした。良いときと悪いときの差がはっきりしている印象がありますが、二桁勝利を残して菅野選手と両輪の活躍が望まれます。

左腕の先発投手としては、田口麗斗選手、今村信貴選手、吉川光夫選手、メルセデス選手があがります。田口選手は昨シーズンは2勝8敗と大きく成績を落としてしました。復調が期待されます。今村選手は昨シーズン過去最高の6勝を挙げました。更なる飛躍が期待される投手です。吉川選手は6勝7敗で大きなインパクトはありせんでしたが、それでもチーム3番目の101.1イニングを投げました。ベテランの域に入ってきた吉川選手ですので安定した活躍で先発陣を支える働きが求めらます。

外国人枠の関係が気になるメルセデス選手ですが、昨シーズンは途中から13試合で5勝4敗、防御率2.05と安定した投球が光りました。

新戦力では岩隈久志選手がメジャーリーグから復帰となりました。どこまで状態が戻っているか、によりますが、メジャーリーグでノーヒットノーランを記録した岩隈選手の投球をもう一度日本で見ることができるのはとても楽しみです。

昨シーズンファームで11勝の高田萌生選手、ファーム9勝の大竹寛選手、7勝のヤングマン選手が今年は一軍でどれだけやってくれるかも楽しみです。

また先発か中継ぎか、起用方法は分かりませんが畠世周選手、野上亮磨選手、鍬原拓也選手などにもチャンスはありそうです。


先発陣より難しいのは中継ぎ陣だと思います。

昨シーズン、ジャイアンツには50試合以上に登板した選手はいません。澤村拓一選手は49試合に投げ24ホールドを挙げましたが、防御率4.64と安定感を欠いています。

一番安定しているのはマシソン選手でしたが、昨シーズン途中で戦列を離れ左膝を手術、最近の報道ではウイルス性疾患によってキャンプインが遅れているとの情報もあります。100%の状態での復帰が待たれます。

上原浩治選手も36試合登板で14ホールドを記録しましたが、打ち込まれる場面もあり不安が残ります。昨シーズンともに29試合登板の田原誠次選手、宮國椋丞選手が40試合以上、20ホールド以上の活躍するくらいの信頼を受けられると中継ぎ陣の厚みが増すと予想されます。

一番の悩みどころが抑えになります。新外国人投手ライアン・クック選手を獲得していますが、クック選手が抑えになるのか、それともマシソン選手や澤村選手が務めるのか分かりません。日替わりで変わるようなことがないように誰かが出てきてくれることを期待します。

ジャイアンツ投手陣は中継ぎ、抑えの安定がとにかく急務です。
昨シーズン、防御率はリーグトップの3.79でしたが、セーブ数はリーグ最低の25にとどまりました。リーグ優勝を狙うジャイアンツにとって大きな課題は信頼できる守護神を見出せるか、ということになるでしょう。