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2019年 広島東洋カープ 投手陣

 

こんにちは。
今日はセリーグ3連覇を遂げた広島カープの投手陣を見ていきます。

リーグ3連覇ですが、セリーグでは2012-2014年と2007-2009年の読売ジャイアンツが記録しています。

そして、4連覇はというと・・・、V9時代の読売ジャイアンツ(1965-1973年)まで遡ります。この約半世紀ぶりといえる偉業を達成できるか、興味深いところです。

やはり3連覇しているチームですので、先発、中継ぎ、抑えとしっかりとしている印象がありますが、それぞれ昨年の実績から見ていきましょう。

 

目次

 

先発陣

 大瀬良大地 27試合 182回 15勝7敗 防御率2.62
 ジョンソン 24試合 144.2回 11勝5敗 防御率3.11
 岡田明丈 26試合 138回 8勝7敗 防御率5.09
 野村祐輔 20試合 119.1回 7勝6敗 防御率4.22
 九里亜蓮 24試合 120.1回 8勝4敗 防御率4.26
 ※成績はいずれも2018年

先発陣はとにかくセ・リーグの中でも一番安定しています。
注目は防御率や勝利数ではなく、先発回数です。
先発回数が20回以上の投手が4選手揃っているのはセ・リーグでカープだけです。
その4選手大瀬良選手27回、ジョンソン24回、岡田選手24回、野村選手20回。
九里選手も20回には届かないものの19回の先発です。
これだけ先発陣が年間通して、ローテーションを回していけると戦いも自然と安定するのではないでしょうか。今年もこの5選手を軸に回っていくのでしょう。

第6の先発枠を薮田和樹選手、中村祐太選手や高橋昴也選手が狙っていくでしょう。


中継ぎ・抑え

 

 中﨑翔太 68試合 66.1回 32セーブ 防御率2.71
 ジャクソン 48試合 45.2回 25ホールド 防御率2.76
 一岡竜司 59試合 56.1回 18ホールド 防御率2.88
 フランスア 47試合 65回 19ホールド 防御率1.66
 今村猛 43試合 38.1回 13ホールド 防御率5.17
 ※成績はいずれも2018年

中継ぎ、抑えでは中﨑選手が32セーブの活躍で守護神を務めています。昨シーズンは少し防御率や四球数が悪化しましたが、それでも中﨑選手がしっかりと最後をしめているのは大きいです。100セーブも達成しましたので、今年もこれまで同様の活躍が期待されます。
中継ぎでは、右のジャクソン選手、左のフランスア選手の両外国人選手が献身的な働きをしてます。この安定感で1年通して活躍してくれると今シーズンもゲーム中盤をかなり有利に進められるのではないでしょうか。

また、一岡選手もこの2年安定した仕事をしています。今村選手も守護神を務めた実績もある選手ですので、今年は巻き返しを期待しましょう。

さらにはベテランの永川勝浩選手や53試合登板のアドゥワ誠選手もいますので、かなり層は厚く今年も大きな死角はなさそうです。


外国人選手

新外国人選手では、左腕のレグナルト選手、右腕のローレンス選手が加入しました。

入団会見からはレグナルト選手はリリーフ型の選手のようです。
ローレンス選手はキャンプでも右打者のインコースをつくツーシームの良さが報道されています。両選手とも1軍キャンプでスタートしていますので楽しみです。


新人選手

ドラフトでは投手を2選手指名しています。

 ドラフト2位 島内颯太郎(九州共立大大) 右投げ
 ドラフト5位 田中法彦(菰野高) 右投げ

さすがに投手陣の安定を受けてということか、ドラフトでは投手の指名が少なく、1位の小園選手をはじめ野手の獲得が多くなりました。

島内選手は1軍キャンプスタートとなっています。
他球団と比べてもチャンスが多いチーム状況ではないかもしれませんが、開幕1軍目指して頑張ってもらいましょう。

所感

やはり3連覇している球団だけあり、先発、中継ぎ、抑えのいずれも層の厚さが感じられます。外国人投手2選手を獲得している点にも抜け目ない編成を感じます。

大瀬良選手、ジョンソン選手の活躍がポイントではありますが、層の厚さで今年もセリーグを引っ張るのではないでしょうか。今年もカープから目が離せません。