2019年 ソフトバンクホークス 投手陣
こんにちは。
今日は昨年、パリーグ2位から日本シリーズに進出し、日本一になったソフトバンクホークスです。
ホークスはここ数年強豪チームになりましたね。かつての南海ホークスやダイエーホークス初期のBクラス時代がかなり懐かしいです。
1999年にパリーグ優勝してから20年の間に、実に8回のパリーグ優勝を記録しています。また、その間Bクラスは2回だけと常に優勝争いに加わる戦いをしています。
そして、今年2019年で福岡移転から30周年を迎えます。
ヤフオクドームの大規模改修も行い、センタービジョンも世界最大の表示面積のものに入れかえるようです。
何かとファンを楽しませてくれるホークスですので30周年で更に期待が大きくなります。
さて、本題の投手陣を見ていきます。
先発陣 (下記成績はいずれも2018年)
千賀滉大 22試合 141回 13勝7敗 防御率3.51
バンデンハーク 23試合 138回 10勝7敗 防御率4.30
武田翔太 27試合 124.2回 4勝9敗 防御率4.48
東浜巨 17試合 103回 7勝5敗 防御率3.32
石川柊太 42試合 127.1回 13勝6敗 防御率3.60
今年も先発投手陣の軸になるのは千賀選手でしょう。昨年並みに勝ち星や貯金が期待されます。また、数字以上にチームにとってのビッグゲームでの活躍が大きく評価されるでしょう。
千賀選手に続くのはバンデンハーク選手、武田選手、石川選手です。
バンデンハーク選手は今年で5年目を迎えますが、安定したピッチングで毎年好成績を残しています。昨年はこれまでに比べ四死球が多くなり、防御率も悪化しましたが、投球回数でもローテーションでしっかりと一年間投げ続けましたので、今年も同様の活躍が期待されます。
武田選手は4勝と勝ち星は少なかったですが、イニング数でもチームに貢献しています。また、チームトップの3完封も記録しています。昨年途中から中継ぎも行っていますが、本来の先発として活躍するのではないでしょうか。
そして2017年に最多勝を挙げた東浜選手ですが、昨年はほぼ後半だけの活躍となってしまいましたが、それでも最後は連勝で7勝まで持ってきました。本来の調子であれば、再度エースとしての活躍も期待されます。
この4選手に加え、昨シーズン13勝を挙げた石川柊太、6勝のミランダ選手が有力です。石川選手は途中から中継ぎに回りましたが、先発として一年投げればかなりの成績が期待できるのではないでしょうか。また、ミランダ選手は外国人選手枠の関係もありますが、一軍で投げられれば成績も十分に出せるのではないでしょうか。
そこへ、ベテランの中田賢一選手や和田毅選手、ファームで8勝を挙げ、1軍でも3勝した大竹耕太郎選手、ファーム7勝の笠谷俊介選手なども一軍先発枠を争うことになるのではと思います。
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中継ぎ・抑え(下記成績はいずれも2018年)
森唯斗 66試合 61.1回 37セーブ 防御率2.79
加治屋蓮 72試合 66.2回 31ホールド 防御率3.38
嘉弥真新也 67試合 33回 25ホールド 防御率2.45
モネイロ 49試合 45.2回 13ホールド 防御率4.53
昨シーズンは絶対的な守護神であったサファテ選手が4月に離脱したことによって森唯斗選手が抑えとして、最優秀救援投手に輝く活躍でその穴を十二分に埋めました。
今年、サファテ選手がどのような形で復帰するのか分かりませんが、森選手もそう簡単には渡すつもりもないのでは、と思います。今年も森選手のピッチングに注目です。
中継ぎ陣では加治屋蓮選手と左腕の嘉弥真新也選手、モイネロ選手がタフに投げています。安定した成績かつタフな働きを続けています。
そのほかの選手では、岡本健選手、二保旭選手、高橋礼選手、スアレス選手らも中継ぎでの出番は多くなりそうです。
昨シーズン、石川選手や中田選手は先発から中継ぎに途中で回りました。現在、先発を予定している選手でも状況次第では中継ぎもあるかもしれませんね。
新人
ドラフト1位 甲斐野央(東洋大)
ドラフト2位 杉山一樹(三菱重工広島)
ドラフト4位 板東湧梧(JR東日本)
ドラフト7位 奥村政稔(三菱日立パワーシステムズ)
大学・社会人から4人の投手を獲得しています。キャンプでも一軍に入り期待の高さがうかがえます。既に甲斐野選手は高い評価を得ている報道も出ています。
気になる起用法ですが、甲斐野選手、杉山選手、奥村選手はリリーフ型になりそうな情報もでています。昨シーズン、ホールド数自体は多くなかったホークスですので、中継ぎ陣へ強力な力になることが期待されます。
所感
層の厚いホークスですが、それでも即戦力の可能性の高い大学・社会人から投手を4人獲得するあたりは抜け目のなさを感じます。
また、ファームでも大竹選手、笠谷選手、古谷優人選手など期待できる選手が実績を残していますので、今シーズンに飛躍のきっかけを掴めればさらに層の厚い投手陣になるのではないでしょうか。
先発陣、中継ぎ陣にそれぞれ多少の戦力が出てくれば、今年も十分に優勝争いの主役を演じられるのではないでしょうか。