成瀬善久選手 オリックスバファローズに入団
こんにちは。
先日、オリックスバファローズの投手陣について見ていきましたが、西選手と金子選手の穴をどうやって埋めていくか注目でしたが、ここで一人の投手を獲得しました。
昨日、2月4日にヤクルトスワローズを自由契約になっていた成瀬善久選手がオリックスバファローズに入団することが報じられました。
まだ今期の移籍先が決まっていない中で、キャンプ中にバファローズの入団テストを受けることとなっていましたが、この度無事入団が決まったようです。
今シーズンからバファローズの指揮を執る西村徳文監督との関係もあったと思われます。西村監督が千葉ロッテマリーンズを指揮していた2010年から2012年に成瀬選手はチームの主力投手として活躍しています。2010年の史上最大の下克上といわれたリーグ3位からの日本一にも大きく貢献しました。その浅からぬ縁も寄与したのではないかと思います。
成瀬選手ですが、横浜高校から千葉ロッテマリーンズに入団し、千葉ロッテで9年、東京ヤクルトで3年と実働12年で96勝しています。
千葉ロッテ時代はエースとして活躍していました。
特に圧巻は実働2年目の2007年で16勝(1敗)、防御率1.82の成績で最優秀防御率と最優秀勝率に輝いています。そして、この年を含め計5度の二桁勝利を記録しています。
しかしながら、東京ヤクルトに移籍した2016年シーズンから3年間は6勝にとどまるなど、本来の状態とはかけ離れた状況が続いていました。
そして昨シーズンは2006年に一軍デビューしてから初めてのシーズン0勝となってしまいました。
成瀬選手の特徴は特にコントロールの良さ(四球の少なさ)です。
特に2011年シーズンは189.2回を投げ18個の四球という少なさでした。
アベレージで1試合1個未満の四球というのはものすごいコントロールですね。
若くから活躍しているので随分なベテランにも感じますが、まだまだ33歳です。
もともと速球派ではなく、速い球に頼るピッチングではない成瀬投手ですので、持ち前のコントロールに加え球の切れなどが戻ればまだまだ十分にやってくれるのではないでしょうか。
心機一転、パリーグに戻っての活躍を期待しています。