今シーズン達成可能な記録 <投手編>
こんにちは。
先日は打撃編を書きましたが、今日は投手編を書きていきたいと思います。
それではさっそくですが、今シーズン達成しそうな個人記録の投手分野について紹介していきます。
【登板数】
700登板
宮西尚生(日本ハム) あと71登板
宮西選手は昨シーズン55試合の登板でした。チームの成績上昇と併せて活躍の頻度も高くなりますが、さすがにシーズンで70試合に登板するのが良いのか、と考えると複雑な気もします。
50試合前後でチームにとって貢献の大きな登板を重ねてもらいたいです。その結果、700試合、800試合と積み重ねていくことが出来れば良いのではないでしょうか。息の長い活躍を願います。
600登板
青山浩二(楽天) あと48登板
髙橋聡文(阪神) あと69登板
青山選手は昨シーズン52試合です。昨シーズン並みに活躍すれば到達可能な記録となります。青山選手は2006年から継続して一軍で活躍し続けています。中継ぎですので成績としては大きく取り上げられることも少ないですが、チームにはなくてはならない存在となっています。昨シーズンは防御率1.85の好成績を残しています。今シーズン終盤で達成となると良いですね。
髙橋選手は昨シーズン15試合の登板にとどまっています。2010年の中日リーグ優勝時の勝利の方程式(高橋、浅尾、岩瀬)の一角を担った選手です。昨シーズンは不本意な成績でしたが、思い切りのよいストレートで復活してほしいです。
500登板
久保裕也(楽天) あと21登板
増井浩俊(オリックス) あと35登板
久保選手、増井選手ともに今シーズン中の到達が十分可能範囲になっています。ベテラン久保選手にも引き続き活躍を期待したいですし、増井選手はオリックスの守護神としてその出番が増えることがチーム成績向上を表します。
【勝利】
100勝
大竹寛(読売) あと3勝
メッセンジャー(阪神) あと5勝
吉見一起(中日) あと12勝
現役で100勝以上している選手は11選手います。ちなみに現役1位は163勝の石川雅規選手(ヤクルト)です。大竹選手は現役12位ということになります。
大竹選手は昨シーズン1勝止まりでしたので、今シーズン3勝は軽く超えてもらいたいところです。メッセンジャー選手は昨シーズン11勝です。今年から外国人枠から外れての登録となります。まだまだ勝利を積み重ねてもらいたいです。
吉見選手は2008年から5年連続二けた勝利、そのうち2回の最多勝を獲得する活躍をしました。さすがに全盛期とはいかないまでも昨年の5勝以上に勝ち星を重ねてもらいたいです。強い中日の象徴のような選手でしたので、まだまだ頑張ってもらいたいです。
【セーブ】
250セーブ
サファテ(ソフトバンク) あと16セーブ
威圧感たっぷりのピッチングで抑えてきたサファテ選手ですが、昨シーズン中に股関節の怪我をして戦線離脱しています。怪我からの回復具合が心配されますが、キャンプでは打者相手に投げたニュースも出ています。少し遅れ気味かも知れませんが、チームに戻れば森唯斗選手との守護神争いになるでしょう。抑えの投手にしかつきにくい記録ですので、守護神争いは注目です。いずれにしても3年連続防御率1点台での最優秀救援(2017年にはシーズン最多の54セーブ)の実力ですので、復活が期待されます。
150セーブ
増井浩俊(オリックス) あと5セーブ
山﨑康晃(DeNA) あと17セーブ
増井選手、山崎選手のいずれも例年通りの活躍であればオールスター前には達成するのではないか、と思います。増井選手は10年目となりますが、山﨑選手は5年目での達成となります。岩瀬仁紀選手の407セーブまで先の長い道のりですが、十分に届く可能性を持っていると思いますので着実にセーブを重ねていってもらいたいです。
【奪三振】
1500奪三振
内海哲也(西武) あと4三振
能見篤史(阪神) あと64三振
メッセンジャー(阪神) あと80三振
松坂大輔(中日) あと92三振
内海選手は現役6位の成績となります。1位は涌井秀章選手の1601奪三振です。内海選手も1回の登板で到達可能ですが、新天地でまだまだ頑張ってもらいたいです。
能見選手は起用方法次第で達成が近くなると思います。やはりイニング数の少ない中継ぎでの起用だと達成が難しくなりますが、先発であれば十分に可能な数字です。メッセンジャー選手についてもシーズン通しての活躍であれば問題なく到達すると思われます。
キャンプ中の怪我で出遅れが心配される松坂選手ですが、出遅れるとなると少し難しくなるでしょうか。しっかりと直して、シーズン途中からでも活躍してもらいたいです。
1000奪三振
館山昌平(ヤクルト) あと5三振
菅野智之(読売) あと37三振
西勇輝(阪神) あと60三振
菅野選手についてはシーズン序盤に、西選手についてはオールスター前後での達成になると思います。チームのエースとして奪三振以上に勝利が求められる二人だと思います。
館山選手は奪三振数については1回、2回の先発で達成するものと思われます。しかしながら、多くの怪我をしながら復活してきた館山選手ですので、奪三振数ではなく、その雄姿を見たい気持ちが強いです。全盛期はコントロールが良く四球も少なく、負けない投手だった館山選手ですが、ここ2年勝ち星からも遠ざかっています。3年ぶりの勝利を期待します。
今シーズン達成可能な記録を見てきましたが、基本的には名前が挙がってくるのは長年活躍してきた選手ばかりです。
なかにはここ最近怪我をしたり、調子を落としている選手もいます。名前を見ていると記録以上に今年こそ復活してほしい、以前の輝きを取り戻してもらいたい、という気持ちが大きくなってきてしまいました。
個人的には館山選手や吉見選手の良いときの打者を見下ろすような、少しふてぶてしいくらいの投球を今一度見たい、と思いました。