野球に感謝

選手へのリスペクトや競技への想いをのせて発信します

センバツ 決勝

こんにちは。

 

2019年の第91回選抜高校野球大会も終わりました。
球児の皆さん、そして学校関係者や応援した方々にお疲れ様でしたと言いたいです。

 

球児たちが大会に参加するには莫大な費用や時間、労力がかかりますが、大きな問題なく、また天候にも概ね恵まれ予定通りに大会が行われたのは良かったです。

 

大会自体は東邦(愛知)が30年ぶり5回目の優勝を飾りました。決勝まで勝ち上がった習志野(千葉)をはじめ32校がしっかりと戦ってくれたと思います。見ているほうにも楽しい時間を感謝したいと思います。

 

それでは、センバツ最後の1試合となった決勝戦を振り返ります。

 

決勝戦
 東邦(愛知) vs 習志野(千葉)

 

この試合も習志野は山内投手が先発し、飯塚投手が継投する形でした。東邦は、初回に四球のランナーを置いて、石川選手にツーランホームランが出て先制します。その後も2本の長打で1点を追加し、初回3点を先制します。

 

ここまで逆転で勝ち上がってきた習志野にとっては、ある程度は想定範囲だったと思います。この試合も中盤に1点ずつ返していく習志野が見られるのかとおもいましたが、東邦先発の石川投手の出来が良く、3者凡退が続きチャンスらしいチャンスを作れないまま回が進みます。

 

次の得点がどちらに入るが非常に重要になると思われたなか、東邦は5回にランナーを置いてまたもや石川選手がこの日2本目となるツーランホームランを放ちます。ここまでで5点リードした東邦は8回にも1点を追加し、試合を決めます。

 

習志野は石川投手の前に3安打に抑えれ、完敗といった感じになりました。石川投手は2本塁打を含む3安打で得点に大きく貢献するほか、ピッチング、そしてフィールディングでも併殺を2つ取るなど自らピンチの目を摘む活躍を見せました。これまで5試合投げた中で一番安定し、球数も少ないピッチングを決勝戦で披露しました。

 

対する習志野は常に継投の形でここまで粘り強い戦いを見せてきました。決勝戦だけは取られた後に取り返す戦いができずに負けてしまいましたが、リードされても自分たちの戦いができる精神的な強さを感じるチームでした。関東大会ベスト4からの甲子園でしたので余計なプレッシャーなどがなかったことも良い方向に作用したのかもしれませんが、本当に堂々とした戦いでした。
(東邦6-0習志野)

 

これで春のセンバツ大会も終了しましたが、センバツ終了もつかの間、各都道府県では春季大会から各地方大会へと移ります。夏の甲子園目指して既に戦いは始まっているといってもよいでしょう。今後も高校球児たちの戦いに注目していきたいです。