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センバツ 6日目

 

こんにちは。


センバツ高校野球は3月28日(木)に大会六日目を終わり、1回戦16試合が全て行われました。

 

そして2回戦も2試合が行われました。この2回戦を勝つとベスト8となります。(すみません。当たり前ですね。)

甲子園に残っている学校・チームが少なくなってくるという、ちょっと寂しさも感じられますが、準々決勝、準決勝と4月3日(水)の決勝に向けて進みます。

 

こう書いていると「一週間後にはセンバツ大会も終わっているのか」と思ってしまい、これまた寂しさが感じられます。

と言っていても仕方ないので、28日に行われた試合を振り返っていきたいと思います。

 

第一試合 
 熊本西(熊本) vs 智弁和歌山(和歌山)

 

試合は熊本西が2回に内野ゴロ併殺打の間に先制します。熊本西の先発投手霜上投手は1回、2回と智弁和歌山を危なげなく0点に抑えます。

 

しかし、3回に打順が二巡目に入ったところから智弁和歌山の打線が霜上投手を捕えます。3回には4連打、4回には6連打と爆発的に打線が繋がり、この2回で11点を取り試合をほぼ決めます。

熊本西は5回にも内野ゴロの間に1点をとりますが、試合は13対2の大差で智弁和歌山の圧勝となりました。

 

智弁和歌山は内野ゴロの併殺打を3つ完成させるなどランナーがいる状況で落ち着いた守備ができたことも勝因の一つと思います。 

 

熊本西が初戦敗退となったことで、今年の21世紀枠による出場校はすべて1回戦敗退となってしまいました。しかしながら、どこも一生懸命に戦ってくれたと思います。

 

智弁和歌山は大差がついたこともあり、4投手が登板する機会をもてたことは2回戦以降にはプラスになると思われます。

 (熊本西2-13智弁和歌山

 


第二試合
 市和歌山(和歌山) vs 高松商(香川)

 

この試合から2回戦となりました。

 

市和歌山と高松商のいずれも先発投手は1回戦で投げていない投手となりました。そして、序盤に両チームの明暗が分かれる形となってしまいます。

 

市和歌山は高松商の中塚投手を捕らえ、初回にソロホームランで1点を、2回には3本の安打を集めて2点を取ります。そして、4回には中塚投手からチャンスを作り、変わった香川投手からもタイムリーヒットと暴投を絡めて3点を取り6点差とします。

 

一方、市和歌山の先発柏山投手は地方大会でもそれほど投球回数はありませんでしたが、この大舞台で6回途中まで投げ2点に抑えます。130キロ台のストレート主体のピッチングで抑えていきました。

 

東邦の石川投手もそうでしたが、柏山投手は変化球に頼らずにストレートで押すピッチングが冴えました。球種を絞られやすいという面はありますが、一方でサイン交換は簡単になり投球間隔が短く、リズムよく攻める投球になりやすいという良い点もあります。最近は高校野球でも球種を多く持つ投手の方が普通になってきた感じもありますが、この様なストレート主体のピッチングでも十分に抑えることができることを示してくれた様に思います。

 

1回戦に春日部共栄を相手に8点を取った高松商打線を柏山投手と岩本投手の継投で2点に抑えた市和歌山がベスト8一番乗りとなりました。また、この日は和歌山勢が第一試合、第二試合で連勝するという日になりました。
(市和歌山6-2高松商

 

 

第三試合
 星稜(石川) vs 習志野(千葉)

 

1回戦17奪三振で完封勝ちをおさめた奥川投手を擁する星稜と1回戦は初回から7点のビッグイニングを作り圧勝した習志野の対戦となりました。

 

星稜は1回戦と同じく奥川投手が先発しましたが、対する習志野は1回戦に登板していない岩沢投手が先発しました。

 

試合は2回に星稜が2本のヒットで1点先制をします。習志野は1点を取られた際にすぐに投手を飯塚投手にスイッチしました。このあたりの判断の早さが功を奏することになりました。



その後、習志野も4回に良いあたりではないものの3本のヒットで1点を返します。飛んだところがあまり良くなかったという、星稜には少し不運な形での失点になったように思います。

 

そして、習志野は7回にランナー二塁からの三塁線の打球が三塁手の後逸を誘い勝ち越しの1点をとります。記録はエラーになっていますが、ベースにあたりそうなゴロで難しい打球だったと思います。

 

9回には習志野にソロホームランが出て2点差とし、そのまま3対1で勝利しました。習志野は継投で出た飯塚投手が連打を許すこともなく、安定した投球をしたことが勝利の一因になったと思います。

 

一方、優勝候補にもあげられた星稜でしたが2回戦敗退となりました。奥川投手はこの日も10奪三振で投球自体は良いものだったと思いますが、何よりも打線が最後まで飯塚投手を攻略できなかったことが敗因と思います。
(星稜1-3習志野


この日の星稜と習志野の試合や1回戦での横浜と明豊の試合において、ランナー(特に2塁ランナー)からのサインの伝達が一方のチームから疑われている、ということが報道されています。真偽のほどは分かりませんが、ルール違反となる行為を行わないことは言うに及ばずですが、疑われるような行為についても注意しておく必要がありますね。晴れの舞台ですので気持ちよく戦ってもらいたいです。

 

甲子園も2回戦に入りましたが、今日プロ野球が開幕となります。開幕投手も発表されていますが、こちらも目が離せません。そしてMLBも開幕です。ヤンキースの田中投手が開幕投手としてマウンドに上がります。

 

嬉しいけど・・・忙しすぎる・・・という日になりそうです。