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センバツ 8日目

こんにちは。

 

3月23日(水)に開幕したセンバツ大会も8日目が終わりました。2回戦も無事終了し、ベスト8が出揃いました。

 

この先の日程は、

3月31日(日)準々決勝 4試合

4月1日(月) 予備日

4月2日(火)準決勝 2試合

4月3日(水)決勝 1試合

 

と残すところ7試合となりました。
日程がタイトになってきますので、勝ち上がり、連戦になるチームにはしっかりと体の手入れや休養を取ってメンテナンスにも気を配ってほしいところです。

大会8日目の30日(土)に行われた試合を振り返っていきたいと思います。

 

第一試合 
 広陵(広島) vs 東邦(愛知)

 

東邦打線が爆発し16安打12点を奪い圧勝しました。東邦打線は上位から下位まで切れ目なくヒットが打てる打線であるほか、ランナーが出ているところでの集中力はかなりのものと思います。タイムリーヒットが続けて出て、複数点を奪うイニングをいくつも作りました。

 

また、先発の石川投手は前回登板の時のストレート主体のピッチングから少し変え、ストレート、スライダー、フォークを上手く組み合わせ、打たせて取るピッチングで6回を無失点に抑え降板しました。点差や試合状況を見て、次戦への準備も含めての戦術と思います。

 

広陵も最後まで攻撃を続け、8回に2点を返しますが10点差の悔しい敗退となってしまいました。広陵の守りでは特にエラーがあったり、四球が多かったわけではありませんが、4人の投手をつぎ込みますが、東邦打線を止めることが出来ませんでした。
広陵2-12東邦)

第二試合
 大分(大分) vs 明石商(兵庫)

 

明石商打線が序盤の2本のホームランをはじめ、序盤、中盤、終盤と継続的に加点し、流れを渡さない試合運びでした。途中で点差が広がるなかも攻撃の手を緩めずに13安打で13点を取り大勝しました。

 

明石商のエースナンバー中森投手は前回の国士館戦では9イニング完投していましたが、この試合は試合状況から5.2イニング68球にとどめ、5人の投手起用で進められたのは、次戦以降を考えてのものと思います。

 

とにかく明石商の打線が良く振れていることが目立った試合となりました。打線は水物とは言いますが、この打線の状態は次戦でも対戦相手の大きな脅威となるでしょう。また、天候が悪くなったこともあるのかもしれませんが、両チームでエラー6つを記録し、点差も含めて少し大味な試合となりました。
(大分4-13明石商)

 


第三試合
 啓新(福井) vs 智弁和歌山(和歌山)

 

途中、1時間50分もの雨による中断が入ってしまった試合でしたが、試合の流れを渡すことなく智弁和歌山が終始リードを保ち勝利しました。


智弁和歌山は1回にエラーで出したランナーをすぐにタイムリーツーベースヒットで返し1点先制します。その後、雨による中断が入りますが、それでも3回以降も変わることなく試合をリードします。

全般的に智弁和歌山の打線が良く振れていることが挙げられると思います。全15安打のうち長打が3本だったため、安打数の割には点が入らなかった印象もありますが、上位から下位まで穴がなくどこからでも攻撃ができる打撃陣は啓新にとっては厄介だったのではないかと思います。

また投げては池田投手が悪天候にもかかわらず被安打6で完投しました。四球2、球数121球に抑えた好投が光りました。啓新は安打が単発で打線がつながらず、試合の流れを自軍に持ってくることが出来ませんでした。それでもヒットは打たれても5点に抑えたのは立派だったと思います。
(啓新2-5智弁和歌山

センバツ大会のベスト8(準々決勝)の対戦は以下の4試合です。

市和歌山(和歌山) vs 習志野(千葉)

明豊(大分) vs 龍谷大平安(京都)

筑陽学園(福岡) vs 東邦(愛知)

明石商(兵庫) vs 智弁和歌山(和歌山)

 

地域別に見ると
関東 1校
近畿 4校
東海 1校
九州 2校

北海道、東北、東京、北信越、中国、四国は残念ですが、勝ち上がれませんでした。
こう見ると近畿勢が半数の4校で群を抜いています。他の地域では九州の2校は秋の九州大会の優勝校、準優勝校。東海も秋季大会の優勝校です。関東は秋季大会ベスト4だった習志野ですが、美爆音の応援とともに勝ち上がっています。

東邦、明石商、智弁和歌山は連戦ですので大変ですが、良い試合を期待します。