ちょっと面白い本塁打記録
こんにちは。
先日、今シーズン達成可能な記録について書きました。
今日は、ちょっと面白い本塁打にまつわる記録に焦点を当てたいと思います。
通算サヨナラ本塁打
1位 清原和博 12本
2位 野村克也 11本
3位 中村紀洋 10本
4位 王貞治 8本
4位 若松勉 8本
4位 阿部慎之助 8本
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11位 亀井善行 6本
4位までは順当な感じのメンバーです。若松氏はホームランより打率、というイメージがありますので少し意外ではありますが、それでも220本のホームランを放っています。ここぞ、というチャンスに強かったのかなと思えます。いずれにしても歴代の大打者が名を連ねています。
11位に入っている亀井選手が6本を記録しています。亀井選手はここまで通算83本の本塁打を打っていますが、そのうち7.2%に相当する6本がサヨナラホームランというはビックリです。確かに私が見に行った試合でも亀井選手のサヨナラホームランに遭遇したことがあります。
ちなみに上記の選手の通算本塁打に占めるサヨナラ本塁打の率は以下の通りです。
1位 清原和博 12本/525本 2.3%
2位 野村克也 11本/657本 1.7%
3位 中村紀洋 10本/404本 2.5%
4位 王貞治 8本/868本 0.9%
4位 若松勉 8本/220本 3.6%
4位 阿部慎之助 8本/399本 2.0%
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11位 亀井善行 6本/83本 7.2%
いかに亀井選手が高い率かが分かります。一方で強打者になりすぎると場面によっては勝負を避けられる、ということもあり、それほど高い数字にはならないのかもしれません。
また、サヨナラ本塁打にまつわる記録には、
シーズンサヨナラ本塁打記録 というものもありますが、
1位 ハウエル 5本 93年
2位 14人 3本
となっています。この2位の14人のなかにも亀井選手(2009年)は入っています。ほかに現役の選手では松田宣浩選手(2015年)も3本を記録しています。
もう一つ、サヨナラ本塁打にまつわるところでは、
連続試合サヨナラ本塁打 という記録があります。
さすがにこの記録の1位は 2試合 で、10人が並んでいます。
現役選手では平田良介選手(2011年)、鈴木誠也選手(2016年)です。広島カープの快進撃と鈴木選手の打棒で「神っている」という流行語が生まれたのもこの頃でしょうか。
また、連続試合本塁打 では
1位 王貞治 7試合 (1972年)
1位 バース 7試合 (1986年)
3位 13人 6試合
となっています。この3位の中で現役選手では、阿部慎之助選手(2004年)、中村剛也選手(2018年)、ゲレーロ選手(2017年)が記録しています。
中村選手は昨年8月に記録し、6試合連続はパリーグタイ記録にもなっています。また、最近はそこまでの爆発力は見せていませんが、阿部選手の当時の爆発力は手が付けられない感じだったことが思い出されます。
また、通算満塁本塁打記録では、
1位 中村剛也 16本
2位 王貞治 15本
3位 藤井康雄 14本
3位 中村紀洋 14本
5位 駒田徳広 13本
5位 小久保裕紀 13本
5位 井口資仁 13本
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14位 阿部慎之助 10本
となっています。中村選手の16本は凄いです。385本のうちの16本ですので、4.2%の満塁率となります。中村選手はまだまだ打ちそうですね。また、ここでも阿部選手の名前が出てきていますが、1本でも多く打ってもらいたいです。
1位 中村剛也 16本/385本 4.2%
2位 王貞治 15本/868本 1.7%
3位 藤井康雄 14本/282本 5.0%
3位 中村紀洋 14本/404本 3.5%
5位 駒田徳広 13本/195本 6.7%
5位 小久保裕紀 13本/413本 3.1%
5位 井口資仁 13本/251本 5.2%
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14位 阿部慎之助 10本/399本 2.5%
こう見ると藤井氏の5.0%、井口氏の5.2%も凄いですが、やはり「満塁男」と呼ばれた駒田氏の6.7%は突出しています。さすがにプロ初打席で満塁本塁打を打つという離れ業をしただけあります。
いくつかの本塁打の記録を見るだけで、現役で言えば中村剛也選手や阿部慎之助選手の凄さが分かりますし、今年も1本でも多く積み重ねてもらいたいです。
今年も様々な場面で放たれる本塁打を楽しみにしています。