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2019年 プロ野球 4月27日 寸評

こんにちは。

 

プロ野球は第5節も終盤を迎えました。27日(土)からセ・リーグでは長いところでは12連戦、短いところでも10連戦を迎えます。交流戦前のヤマ場とも言えそうなところです。パ・リーグセ・リーグに比べ連戦は長くなく、この先2週は火曜日が移動日(休養日)となりますので、通常の6連戦が最長となります。

 

それでは4月27日(土)に行われた6試合について簡単に感想を書いていきたいと思います。


パ・リーグ
オリックス7-11西武 (京セラドーム大阪)


どちらのチームも開幕投手が先発する試合でしたが、追いつ追われつの接戦となりました。最後は西武の打線の厚みが優ったような結果となりました。

 

西武では秋山選手の当たりが出始め、山川選手、森選手と並んで強力な打線になってきました。源田選手のほか、外崎選手や中村選手も当たってくると手がつけられ無くなりそうです。西武は打線である程度勝っていかないと難しそうな印象があります。

 

オリックスは吉田選手の後を打つ選手の調子が上がってこないと厳しいですね。この日も吉田選手は四球が2つと避けられています。メネセス選手が主に5番を打っていますのでオープン戦の時くらいうってくれると・・・と思ってしまいます。

中川選手や頓宮選手のルーキーは頑張っています。杉本選手も含めて吉田選手の後ろで存在感を出してもらいたいですね。

 

日本ハム1-5ソフトバンク (札幌ドーム)

 

ソフトバンク千賀選手が7回1失点の好投で2勝目をあげました。5回、7回にピンチを招くもののタイムリーを許しませんでした。無駄な四球がないことも大きく失点しない要因となっています。中田選手のソロホームランだけに抑えました。

 

打線も柳田選手をはじめ故障者が多いなかでも松田選手が4番を務めその役割を果たしています。この試合、デスパイネ選手が貴重な追加点となるソロホームランを打ちました。ここまで調子が上がらなかったデスパイネ選手にあたりが出始めると打線の厚みが増します。この状況で首位を走っているところがソフトバンクの凄いところですね。

 

日本ハムも打線の状態は良くありませんが、それでも5割を保っています。清宮選手の復帰も少し先になると思います。勝負所はまだ先としてこの状況で5割キープで良しというところでしょうか。

 

楽天5-6ロッテ (楽天生命パーク)

 

 ロッテが先制するも楽天が追いつき、最後にロッテが勝ち越す展開となりました。ロッテも井上選手が戻ってきて、打線が落ち着きを取り戻している感じがします。レアード選手も依然好調をキープしています。バルガス選手待ちといったところでしょうか。鈴木大地選手らもいますので、試合によっての使い分けも可能です。

 

楽天は茂木選手が好調を維持しています。浅村選手、ブラッシュ選手にもホームランが出ましたが、中軸のウィラー選手やブ銀次選手がどこまで打てるかがポイントになってきます。

 

楽天はここまで順調だった松井選手が今日は決勝点を献上してしまいました。同点で出ていく難しさもあるかと思いますが、ここまで8セーブの活躍ですので、ここで切らさずに引き続き頑張ってもらいたいです。

 

セ・リーグ
中日5-4阪神 (ナゴヤドーム


笠原選手が予告先発でしたが、体調不良とのことで急遽先発となった佐藤選手がなんとか3回を3失点でしのぎ、次の投手に繋げました。与田監督も後から振り返ったように初回に点を取られたものの、その後の2回、3回を抑えたのが勝利に繋がりました。

 

佐藤選手の後を投げた又吉選手が3イニングをパーフェクトに抑え流れを掴みました。また、ピンチで登板した谷元選手が打者一人ですがしっかりと役目を果たしています。その後のリリーフ陣も1点差を守りきりました。今日はリリーフ陣による勝利と言えるでしょう。

 

今年は谷元選手はランナーのいる場面での起用が多いですが火消し役として活躍しています。R.マルティネス選手、鈴木選手のパターンも確立しつつあります。

 

阪神の西選手は3回までをパーフェクトに抑えていただけに4回、5回に捕まってしまったのが悔やまれます。ここまでの阪神投手陣では一番の安定感でしたので先制した試合で崩れてしまったのはもったいなかったです。

 

阪神打線は梅野選手が好調を維持していますが、大山選手、福留選手、陽川選手あたりがもう少し安定しないと相手に対するプレッシャーが大きくならないと思われます。


ヤクルト0-2広島 (神宮)

 

広島はこの日も鈴木選手はスタメンを外れました。打線が放つ安打は多くありませんでしたが、菊池選手、長野選手の活躍もあり2点を奪取し勝利に繋げました。打線の破壊力はありませんが、投打がかみ合った試合と言えます。

 

今年の広島はここまで床田選手の活躍が特に大きいです。この試合で4勝目を挙げましたが、この試合も7回を無失点で抑え、フランスア選手、中崎選手とつないで完封リレーを果たしました。大瀬良選手と並んで先発の柱として活躍しています。28日先発予定のジョンソン選手、九里選手、岡田選手と先発投手が振るわないなか、安定した投球を続けています。昨シーズンは一軍登板がなかった床田選手ですが、今年は貴重な存在になっています。

 

ヤクルトは4月後半から元気がありません。菅野選手から3連発もありましたが、負ける試合では打線が振るわないことが多いです。特別ブレーキになっている選手がいるわけではありませんが、この日も小川選手を見殺しにした感じになってしまいました。少し投打のかみ合わせがよくありません。少し辛抱の時かもしれません。

 

巨人5-4DeNA (東京ドーム)

 

巨人がメルセデス選手のピッチングで序盤をしっかりと抑え、下位打線の活躍で得点し勝利しました。

 

丸選手、ビヤヌエバ選手、岡本選手に当たりがない中でも起用された下位打線の選手が繋がって得点をあげているのはチームとして投打の巡り合わせが上手くいっていると言えます。

 

メルセデス選手も交代する7回まで大きく試合を左右するようなピンチを招くこと無く安定した投球でした。野上選手が9回に2点を失いヒヤリとしましたが何とか後続を抑えて逃げ切りました。野上選手は今日はセーブがつきましたがピリッとしない投球で使い所が見えてこない感じです。

 

DeNAはこの試合で9連敗となってしまいました。打線の中でも宮崎選手に全く当たりが出なくなってしまいました。どこかできっかけを掴めると良いのですが・・・。

 

4月28日(日)の試合について

セ・リーグの先発は巨人の今村選手、DeNAの京山選手を除いてはほぼローテーション通りです。今村選手は今季初先発となります。畠選手が先発ローテーションから外れましたので、そこへ入れるか左右する登板になるのではないでしょうか。京山選手はここまで3試合に先発するも結果が残せていません。4月13日以来の先発となります。チャンスをものにしたいところですね。

 

パ・リーグではオリックスのK-鈴木選手が今季初登板となります。松葉選手、東明選手が登録抹消されていますので、その間にこの機会をものにしたいところでしょう。