野球に感謝

選手へのリスペクトや競技への想いをのせて発信します

センバツ 5日目

こんにちは。

センバツ高校野球は大会五日目を終わりました。

この日で出場32校中30校が出場し、
1回戦もあと残すは1試合となりました。

 

1回戦16試合中の13試合目から15試合目にあたる
27日の試合を振り返ってみたいと思います。


第一試合 
 明石商(兵庫) vs 国士館(東京)

この試合、明石商が2回裏に二死からチャンスを作り3点先制します。
2本の安打の後、2つの四球で押し出しを含む失点になってしまいました。

 

4回表には国士館が無死から振り逃げで出塁したランナーを返して1点返します。3対1のまま7回まで進みますが、次の1点が試合の流れからも大きな点となることが考えられるなか、7回裏に明石商が得点します。この得点も四球から捕逸でランナーが進塁したところ、暴投で1点を失う形でした。

 

この後、8回にも明石商に点が入り試合が決まります。
国士館の点の取られ方が四球やエラーが絡む形だった一方で、明石商はもらったチャンスをしっかりとモノにすることで常に有利に試合を運ぶことができたといえます。明石商はエラーが0だったうえに、中森投手が9回投げて10奪三振の1与四球という好投でした。次戦も楽しみです。
(明石商7-1国士館)


第二試合
 大分(大分) vs 松山聖陵(愛媛)


豊後水道をはさんで隣県といっていい大分と愛媛の対戦となりました。

試合は大分が初回に3本の安打で2点を先制します。その後は、両校ランナーを出してチャンスは作るもののなかなか攻め切れず、得点が出来ない状況がつづきます。

8回表になりようやく松山聖陵が3連打で1点を返します。1点をとったあともなお、一死一二塁のチャンスが続きましたが、大分はここを抑えたことがとても大きかったと思います。

そして8回裏には大分がエラーをはさんで3本の安打で2点をとり突き放します。3投手を継投した松山聖陵と長尾投手一人で投げ切った大分と対象的な形になりましたが、どちらに転んでもおかしくない展開だったと思います。

試合が動いた8回の表裏で試合が決まる形になりましたが、松山聖陵はエラーが絡んでの失点になってしまったのが試合の流れを変えることになってしまいました。本当に野球は難しいですし、ちょっとしたプレーで大きく変わってくるな、というのを実感する試合でした。
(大分4-1松山聖陵

 


第三試合
 桐蔭学園(神奈川) vs 啓新(福井)

秋の関東大会優勝の桐蔭学園と創部7年目での初出場となった啓新の対戦となりました。

啓新が初回に桐蔭学園伊礼投手の立ち上がりを攻め2点を先制します。
先頭打者に四球を出してしまったのが尾を引いた形となりました。

 

啓新は2回にも1点を追加します。桐蔭学園も2回裏に4本の安打を集め2点を返します。ここで一気に同点まで持っていけなかったのが後々まで試合の主導権を握れなかったことに繋がったように思えます。

 

両校ランナーは出すものの追加点が奪えないなか、啓新が6回に1点を追加します。7回には桐蔭学園も1点を返し1点差としますが、啓新が9回に1点をとり突き放します。最後まで桐蔭学園は追いつくことが出来ないまま試合終了となりました。

 

安打数は啓新11本に対し桐蔭学園10本と数では引けをとらないものの内野安打が啓新の1本に対し、桐蔭学園は4本でした。桐蔭学園は、長打を含めて外野へのヒットを多くだせず、大量点へとつなげることが出来ませんでした。

 

つかず離れずの良い試合でしたし、啓新は二人の投手が投げていますので2回戦に向けても良い初戦になったように思えます。
桐蔭学園3-5啓新)

 

 

28日(木)1回戦16試合のすべてが行われることになり、2回戦が始まります。ここまで高松商、星稜、札幌大谷広陵など神宮大会出場チームの多くが勝ち上がっています。また、明豊や山梨学院など強力な打撃を披露したチームもありましたので目が離せません。


そして29日(金)からはプロ野球MLBも始まるので目が離せないどころか、何を見ればよいのかわからないくらい忙しくなりそうです。