センバツ組み合わせ決まる(1)
こんにちは。
昨日、3月15日にセンバツ高校野球の組み合わせ抽選会が行われ、対戦する組み合わせや試合の日程が決まりました。神宮大会でも好成績を残した星稜(石川)と履正社(大阪)との初戦が注目のカードとして報道で取り上げられたりもしています。
出場は32校ですので当然ですが、1回勝つとベスト16、2回勝つとベスト8に。優勝するまでには各校等しく5回勝つ必要があります。組み合わせによって異なる夏の大会と比べると、このあたりは組み合わせの妙といったものはあまり無いかもしれません。
また、この組み合わせを抽選するにあたり、同じ地区から出場しているチーム(高校)は準々決勝以前には対戦しないように、同じ道府県から出場しているチームは決勝までは対戦しないように配慮されています。
ちなみに同じ道府県から出場しているのは、北海道、神奈川、京都、和歌山、広島、大分です。
大会1日目から4チームの山ごとに見ていきたいと思います。
まず、初戦を1日目に行うのは
呉(広島)中国ベスト4
市和歌山(和歌山)近畿ベスト8
高松商(香川)四国優勝、神宮1勝
春日部共栄(埼玉)関東ベスト4
秋の実績では高松商が抜けているように見えます。高松商の香川投手は多彩な変化球を誇る左腕として評判になっています。一方、対する春日部共栄は関東大会で横浜の及川投手を攻略した攻撃力のあるチームです。楽しみな一戦になりそうです。
そして二つ目の山は1日目と2日目に初戦です。
履正社(大阪)近畿ベスト4
星稜(石川)北陸優勝、神宮2勝
日章学園(宮崎)九州ベスト4
習志野(千葉)関東ベスト4
こちらも実績では星稜が頭一つ抜けていると言えそうです。星稜のエース、奥川投手は最速150キロを投げる右腕で昨夏に甲子園を経験しているのも強みです。履正社は近畿大会では龍谷大平安に敗れベスト4止まりでしたが、本塁打を打てる選手が多い長打力のあるチーム。いい試合が期待できそうです。
三つ目の山は2日目に初戦です。
明豊(大分)九州準優勝
横浜(神奈川)関東ベスト8
米子東(鳥取)中国準優勝
札幌大谷(北海道)北海道優勝、神宮優勝
ここの山は地方大会の優勝校、準優勝校と投手力が高いと評判の横浜です。かなりの激戦区と言えそうです。札幌大谷は神宮大会決勝戦の星稜戦で西原投手が1安打に抑えて優勝を勝ち取っています。センバツ初出場ですが、神宮大会優勝校としてどこまで行くか、とても楽しみです。
そして四つ目の山は大会3日目に初戦を迎えます。
津田学園(三重)東海準優勝
龍谷大平安(京都)近畿優勝
盛岡大付(岩手)東北準優勝
石岡一(茨城)21世紀
この山も地方大会の優勝校、準優勝が3チーム揃っています。東海準決勝の津田学園はエース前投手が最速148キロと言われています。また龍谷大平安の野澤投手は球速こそ最速138キロであるものの制球力とチェンジアップを駆使し、近畿大会では防御率0.35の好成績で優勝に導いています。21世紀枠の石岡一には比較的厳しい山になってしまったかもしれませんが、盛岡大付との試合では良いゲームを期待したいです。
なかなか秋の実績通りには行かないところがセンバツですし、勝負はやってみないとわかりません。実際にどこが勝ちあがるのか、組み合わせを見ているだけでも楽しみになりますね。
明日は残りの16校について見ていきたいと思います。