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阪神 藤浪晋太郎選手 二軍へ・・・

こんにちは。

 

今日はちょっと心配な藤浪晋太郎について書きたいと思います。ここ数年、思うような投球ができずに二軍にいる時間も長くなっていた藤浪選手。今年こそ復活を、と期待するファンやマスコミも多くキャンプ、オープン戦と注目されてきました。

 

3月12日(火)の中日ドラゴンズとの試合で今年のオープン戦3試合目の登板となりました。内容は4回71球を投げて被安打0失点1でした。

 

この試合では、初回は3者凡退に取りました。2回は高橋周平選手を四球で歩かせてしまいますが、次打者を併殺に打ち取り無失点。3回は四球と死球でピンチを作って味方のエラーも絡み被安打0で失点をしてしまいます。4回は四球でランナーを出した後、後続を打ち取っています。しかし、その間に暴投2回でランナーが進んでいます。

 

この4イニングのピッチングで失点こそ最少かつ被安打0ではありましたが、二軍行きが決まったとの報道もでています。やはり数字上の記録ではなく、一球一球の出来が良くないことが理由でしょう。

 

一部報道では藤浪選手の右打者に投げた球がインコース高目に抜けてしまうことが多く、対戦相手は当てられるのを避けるために左打者を揃えているとの話もあります。現にこの日の中日ドラゴンズは先発した全打者が左打者でした。右打者のビシエド選手や福田選手は藤浪選手の降板後に出場しています。

 

試合序盤はストレートは右打者のインコース高目に抜けるか、外角に引っかかってしまう球が多かった印象です。その代わりにカットボールの方がある程度コントロールが出来ていました。ストレートを見せ球にカットボールを投げてカウントを稼いだり、勝負をしていたような感じです。しかし、4回くらいになるとカットボールもコントロールが効かずにランナーのいる場面で暴投に繋がったりしています。この日はランナーのいる場面で3回暴投しています。

 

今年、復活を期待していたファンも多かったと思いますが、開幕一軍やローテーションはちょっと難しい状況になってしまいました。やはり野村克也氏が頻繁に言う投手の原点である「外角低めのストレート」がしっかりと決まるようになることが必要なのかもしれません。また、藤浪選手について心因的なことを理由にする報道やファンの声も多くありますが、落合博満氏はテレビ番組で技術的な問題として解決すべきということを言っています。落合氏もキャンプで外角のストレートだけを練習すべきとまで言っています。

 

二軍でどの様な練習をするのか、調整をするのか分かりませんが、何とか現状を克服して一軍に戻ってきてほしいです。1994年生まれの今年25歳の投手です。まだまだ時間もありますし、何といってもルーキーイヤーから3年連続で二桁勝利の力を持っている投手です。今年どのタイミングで一軍に戻ってくることができるか分かりませんが、戻ってきたときにはストレートでビシビシと勝負ができるくらい、抜け球を気にすることなく投げる姿であってほしいです。