夏の甲子園 球児を守る対策へ
こんにちは。
先日、センバツの出場校が決まったばかりですが、夏の全国高校野球選手権の第一回運営委員会が行われ、日程などの変更について承認があったようです。
具体的には開始時間を早めることによって試合時間を比較的涼しい時間帯に当てる変更や準決勝と決勝の間に1日設ける、ということのようです。
東京オリンピックでも暑さ対策が大きな課題になっていますが、夏の甲子園も暑いことは間違いありませんので可能限り対策は行ってもらいたいです。
また、今回は詰まっている日程の改善もありましたが、選手の疲労がたまる大会後半で1日の間隔を設けるのはとても良いことだと思います。
怪我を起こしてしまう一つの理由としては疲労によって普通の動きができにくくなることがあげられます。投手であれば、足が上がりにくくなる、ステップが小さくなる、重心をしっかりと落とせなくなる、腕が下がるなど、疲労によって意図せずに体が楽をしだすことがあると思います。これによって、しっかりと固めたはずのフォームが崩れ、怪我の原因になっていくことが考えられます。
新潟県高校野球連盟では今年の春季大会限定ですが、投手の投球数の制限を設けることを発表しています。実際にどのような影響があるのか、やってみないと分からない部分もあるかと思いますが、このような決断をした新潟県高校野球連盟を高く評価する声も上がっています。
選手の健康対策を考えることはとても大切だと思います。「今、この瞬間しかない」と思うと無理をしてしまう心理は誰でも理解できると思います。だからこそ、ルールでそれを止めてあげる必要があるのでしょう。
夏の甲子園は去年100回の記念大会が行われました。これまでに伝説ともいえる試合や記憶に残しておきたい数々の試合が行われてきました。大切にするべき伝統と持続的なものとする進化の両立を図っていただき、これからも高校球児の憧れの場であり続けてほしいものです。