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2019年 東北楽天ゴールデンイーグルス 攻撃陣

こんにちは。
今日は東北楽天ゴールデンイーグルスの打撃陣について見ていきたいと思います。
昨年はパリーグ6位に終わってしまったイーグルスは、チーム打率も.241、得点は520点といずれもリーグ6位となりました。

投手陣のチーム防御率がリーグ3位だったことを考えると、もう少し得点できれば順位も上がっていたかもしれません。

その状況を考えると、西武ライオンズからFA宣言をした浅村栄斗選手を獲得したことは、とても良い補強になったのではないでしょうか。

主な選手の昨シーズンの成績を見ていきます。


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打撃陣(選手名、打率、本塁打、打点の順)
 島内宏明 .292 11本 53打点
 銀次 .276  5本 48打点
 今江年晶 .276 10本 49打点
 田中和基 .265 18本 45打点

上記4選手が規定打席到達です。
シーズン中の打順は様々でしたが、主に田中選手が1番に定着し、島内選手、今江選手、銀次選手がクリーンアップを打つことが多くありました。

昨シーズンの銀次選手や今江選手の成績であれば、クリーンアップだと迫力不足は否めないかもしれません。2番や6,7,8番位に座っていると嫌なバッターというイメージは出てくると思いますが。

やはり、外国人選手の活躍を含めて、ホームランを打てる中軸の存在が必要となります。浅村選手は.310、32本、127打点でしたので3、4、5番のどこに座るかは分かりませんが、大きな期待がかかります。

それでは各ポジションごとに見ていきたいと思います。

キャッチャー
 嶋基宏 113試合 .206 0本 21打点
 山下斐紹 43試合 .198 2本 9打点
 太田光 新入団(ドラフト2位、大阪商業大)

嶋選手が正捕手であることは変わりませんが、この2年くらいは打率も大きく落ち込んでいます。チームとしては後継選手を考えていく時期に来ているといえるでしょう。

ドラフト2位で太田選手を獲得し、春のキャンプでも1軍に入っています。すぐに1軍のゲームでとはいかないと思いますが、期待は大きいところでしょう。

山下選手や足立選手も少ないサンプルからですが、盗塁阻止率を見ると.200に達していない状況ですので、なかなか厳しそうです。

ファースト
 銀次 139試合 .276  5本 48打点
 今江年晶 127試合 .276 10本 49打点
 内田靖人 58試合 .198 12本 25打点

昨シーズンのファーストは銀次選手が100試合以上の出場となっています。今年も特にファーストで外国人選手を獲得していませんので、銀次選手、今江選手、内田選手の争いになるかと思います。銀次選手はセカンドでの出場もありましたが、浅村選手の加入を考えると、ファーストで勝負、となるでしょうか。

内田選手は確実性は低いものの12本のホームランの確率は高く、400打席以上あれば、25本以上は打っている計算になります。ファーストのレギュラーの可能性もおおきに期待できると思います。


セカンド
 浅村栄斗 143試合 .310 32本 127点
 藤田一也 90試合 .266  4本 16打点

基本的には怪我がない限りは浅村選手がレギュラーとして定着することでしょう。プレッシャーも大きいと思いますが、中軸としてチームをけん引することが求められます。

サード
 ウィーラー 106試合 .269 15本 58打点
 今江年晶 127試合 .276 10本 49打点

ウィーラー選手が元気であれば、ウィーラー選手に中軸を打ちつつサードも守ることが期待されます。あまり守備率は高い選手ではないので、今江選手の調子によっては指名打者としての起用もありえるでしょう。

キャンプイン直前には今江選手の診察結果として球団より「右眼球中心性漿液性脈絡網膜症」を患っているとの発表がありました。どれくらいで回復可能な状況か分かりませんが、早期の回復、合流が望まれます。

ウィーラー選手の状態いかんではこちらのポジションに内田選手が入る可能性もありそうです。

ショート
 茂木栄五郎 100試合 .247 7本 24打点
 渡辺直人 69試合 .208 2本 12打点

打力を含めトータルでは茂木選手が最有力のショートではありますが、茂木選手の状態が心配されます。昨年8月に怪我をしており、春のキャンプは2軍でスタートしています。回復の具合が気になるところです。

外野手陣
 島内宏明 103試合 .292 11本 53打点
 田中和基 105試合 .265 18本 45打点
 オコエ瑠偉 44試合 .198 2本 6打点
 ジャバリ・ブラッシュ 新入団
 辰巳涼介 新入団(ドラフト1位、立命館大

島内選手、昨年の新人王の田中選手がポジション争いでは有力となるでしょう。新外国人のブラッシュ選手とドラフト1位の辰巳選手にも外野のレギュラー争いに加わってほしいところです。

また、読売ジャイアンツからトレードで獲得した橋本到選手も地元仙台に戻っての復活、活躍に期待したいところです。

覚醒が期待されるオコエ選手、昨シーズンの12試合の出場で初安打を記録することが出来なかった岩見雅紀選手へのチームの期待も大きいものと思います。

 

指名打者

昨シーズンは退団となったアマダ―選手が起用されることが多かったポジションですが、今年はウィーラー選手、今江選手、ブラッシュ選手、内田選手が起用されるのではないかと予想されます。 


所感

とにかく浅村選手の獲得はチームにとって大きなプラスに間違いないでしょう。浅村選手の前後を打つ選手を揃えることが出来るかがポイントとなりそうです。

そういう意味では、ウィーラー選手、ブラッシュ選手、そして粗削りでも内田選手が打ち始めると打線の力は大きく伸びそうです。

リーグ6位の得点力がどこまで挽回できるか、チーム浮沈のカギを握っていますので注目です。