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チャンスを掴めるか 中井大介選手

こんにちは。

 

キャンプも中盤から終盤に差し掛かり、各チーム練習試合や紅白戦が多くなってきています。特に土曜日や日曜日は各地に大勢のファンが来ていますので、試合形式が多くなっているようです。

 

ここ数日のニュースの中で今年から横浜DeNAベイスターズに加入した中井大介選手が気になりました。

 

2月16日のヤクルトスワローズとの練習試合でもホームランを打ち、17日の読売ジャイアンツとの練習試合でもタイムリーヒットを含む2安打1打点でさっそくアピールしています。

 

中井選手は、昨シーズンオフに自由契約となりトライアウトを経て横浜DeNAベイスターズに入団しました。

 

自由契約となるとなかなかプロ野球の世界に残ることも難しく、BCリーグや社会人野球に進む選手や野球から離れて第二の人生を始める人も少なくありません。

 

そのような状況下で、プロの世界に残れたのですから、”乾坤一擲”ともいえる勝負をしてもらってこれまで以上の活躍をしてもらいたいと思います。

 

ちなみに中井選手ですが、2007年のドラフト3位で読売ジャイアンツに指名され宇治山田高から入団しています。同期では大学生・社会人ドラフトでは現日本ハムの村田透選手、高校生ドラフトでは読売の藤村大介コーチです。

 

プロ2年目から1軍でデビューし、主な成績は以下の通りです。

 

09年 18試合 33打席 1本 6打点 .233
10年 6試合 7打席 0本 0打点 .000
11年 2試合 2打席 0本 0打点 .000
12年 16試合 31打席 0本 1打点 .269
13年 48試合 149打席 4本 17打点 .324
14年 23試合 52打席 0本 3打点 .204
15年 29試合 47打席 0本 2打点 .209
16年 43試合 61打席 0本 4打点 .196
17年 90試合 254打席 5本 15打点 .249
18年 70試合 97打席 1本 6打点 .244

 

実働10年 345試合 733打席 11本 54打点 .244 という成績です。
(ちなみにファームでは12年に48打点を挙げ、打点王に輝いています)

 

”ブレイク”というところまでではありませんが、2013年と2017年に出場機会も増え、活躍の場面もあったという感じでしょうか。こう見ると最近3年間は特別に成績が良かった訳ではありませんが、高橋前監督には期待されていたように映ります。

今年のジャイアンツは原監督になり、FAや移籍で新戦力も増えていますので、内野外野色々なポジションを守ることができる中井選手ですが、これまで以上に厳しい環境になっていたと思います。自由契約となってしまいましたが、ベイスターズに移籍することになったのは、プラスと言えそうです。

 

先日、横浜DeNAベイスターズの攻撃陣についての記事を書きましたが、サードの宮崎選手やファーストのロペス選手などゴールデングラブ賞ベストナインを受賞する選手がいますので、厳しい面もあります。セカンドのポジションは混戦ですので、セカンドでの出場の可能性もあります。また、ロペス選手の年齢などを考えても中井選手の出番は十分に期待できるのではないかと思います。

 

北海道日本ハムファイターズ大田泰示選手のように移籍によって出場機会が増え、実績も上がってきた選手もいますので、これからアピールを続けてチャンスを掴みとってもらいたいです。