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2019年 プロ野球 第3節(後半)(セ・リーグ)

こんにちは。

プロ野球も第3節が終わりました。

各チーム14~15試合を消化し、シーズン全体の約1割の進捗となりました。そしてリーグ内の全チームとの顔合わせが終わったところです。セ・リーグ全体としてはここまで同一カード3連勝・3連敗は少なく、比較的競った形になっている印象です。



それでは第3節の後半(4月12日ー4月14日)を振り返っていきたいと思います。

セ・リーグ
巨人 vs ヤクルト (東京ドーム)
第1戦 巨6-1ヤ
第2戦 巨6-11ヤ
第3戦 巨6-11ヤ

 

現時点での首位攻防戦となったカードでしたが、巨人はエース菅野選手によって先勝しましたが、その後は勝てずヤクルト2勝巨人1勝となりました。

 

どちらのチームも打線は活発で得点力があることを示しましたが、投手陣にやや心配な面が残る結果となりました。

 

巨人は3試合とも6点取っていますが1勝しかできませんでした。先発したヤングマン選手、畠選手が試合を作れなかった上に中継ぎ陣もピリッとしませんでした。年齢的にも中継ぎエースとしてシーズン通した活躍が期待される宮國選手、桜井選手がもう一つといった感じですね。

 

ヤクルトも先発投手が試合を作れなかった面は同じですが、中継ぎ陣が踏ん張れたのは大きかったと思います。マクガフ選手、ハフ選手、近藤選手、五十嵐選手、梅野選手など複数の中継ぎ投手が活躍しています。試合を作り直す中継ぎ陣がいると粘りのある戦いになりますね。3戦目の高橋奎二選手は球は走っていたように見えましたが、結果3イニングで6失点とちょっと残念な結果になってしまいました。何とか、次のチャンスには頑張ってもらいたいです。

 

ちょっと気になるところでは、14日に巨人の吉川尚輝選手が登録抹消となりました。腰部痛が原因のようですね。ここまでトップバッターとしてチームを引っ張ってきただけに残念ですし、チームへの影響も心配です。早期の回復、復帰が期待されます。

この3連戦の先発投手は以下の通りです。
巨人:菅野-ヤングマン-畠
ヤクルト:小川-石川-高橋

 

DeNA vs 広島 (横浜)
第1戦 D6-0広
第2戦 D1-6広
第3戦 D4-2広

第2戦で連敗を5で止めた広島が第3戦も先制点を取って波に乗るかと見えましたが、DeNAの攻撃陣に逆転を許し連勝とはいきませんでした。もう一つ波に取れないところですが、今は我慢の時なのかもしれません。鈴木選手にチャンスを回して得点につなげていってもらいたいです。また、鈴木選手の後ろを打つ選手(今は松山選手ですが)が好調になると少し違ってくるかもしれませんね。

 

広島投手陣では第2戦の床田選手が完投勝利を挙げました。また、勝つことはできませんでしたが、大瀬良選手は大きく崩れることなく試合を作っていますので、次の登板機会には何とか勝ってくれるのではないでしょうか。ちょっと心配なのは九里選手で、被打率が.300を超えています。原因はわかりませんが、何とか修正してもらいたいです。

 

DeNAは今永選手と井納選手が先発で安定した力を発揮しました。特に今永選手は完封勝ちで今季2勝目を挙げています。今年はエースとしてチームを引っ張ってくれそうですね。

 

このカード2勝1敗としたDeNAは貯金を3に伸ばして2位に浮上しています。しかし、筒香選手が右肘への死球の影響で出場を見合わせています。月曜日の移動日もあるので、何とか早期回復してもらいたいですね。


この3試合の先発投手です。
DeNA:今永-京山-井納
広島:大瀬良-床田-九里

 

阪神 vs 中日 (甲子園)
第1戦 阪4-9中
第2戦 阪2-10中
第3戦 阪5-2中

 

中日は4番のビシエド選手が好調で打線を引っ張り得点力が高まっています。平田選手がベンチにいる中でも遠藤選手が活躍しています。また、昨年規定打席に到達した福田選手がなかなか先発出場できない状況です。与田監督が上手くチーム内の競争意識を高めているように思えます。

 

阪神メッセンジャー選手、岩貞選手共にビシエド選手にやられてしまった印象です。メッセンジャー選手はそれ程悪い内容ではなかった様に見えました。ビシエド選手に打たれたのも低めの難しいボールだったように思います。ちょっと不運な感じですね。

 

西選手もビシエド選手に打たれはしましたが単打だったので得点には繋がりませんでした。ヒットは打たれてもテンポ良く、少ない球数での勝負はチームに良い流れを呼び込むことに貢献したのではないでしょうか。連敗をストップさせチームの柱としての役割を果たしたのは大きいですね。

 

中日の投手陣では笠原選手、柳選手の好投が光りました。特に笠原選手はロースコアーのなかの好投でメッセンジャー選手に投げ勝ったのは今後の自信になるのではないかと想像します。また吉見選手は打者の二巡目にガッチリと捕まってしまいました。この辺り少し不安になるところです。


この3試合の先発ローテーションです。
阪神メッセンジャー-岩貞-西
中日:笠原-柳-吉見

 

セ・リーグ 第3節 4月14日(日)まで
1位 ヤクルト 10勝5敗 ゲーム差
2位 DeNA   9勝6敗   1
3位 巨人   8勝6敗   0.5
4位 中日   7勝7敗   1
5位 阪神   6勝9敗   1.5
6位 広島   4勝11敗  2

 

ヤクルトが貯金を5つに伸ばして首位に立っています。ヤクルトの10勝のうち先発投手の勝ち星は3つ(高梨、原、寺原)だけで残りの7つは中継ぎ投手によるものです。中継ぎ投手の頑張りで接戦をものにしています。中継ぎ陣がずっと調子を維持できれば良いですが、全体のバランスからは先発陣の奮起も求められるところですね。打線も好調です。2年目の村上選手は打率はそれほど上がっては来ませんが、ホームランは出始めていますので、こちらも楽しみですね。

 

次の第4節ではヤクルトは阪神と中日との3連戦です。DeNAは中日との2連戦のあと、広島との3連戦です。広島戦では改めて今永選手と大瀬良選手の再戦になるでしょうか。気になるところです。巨人は広島との九州での2連戦の後、阪神との3連戦とロードとなります。